死生観

犬や猫達、動物達には死生観が無い
と、とある本で読みました。

その日その日を一生懸命に生きているだけなのだと。

朝目覚めて、
生きる為に狩りをし、身を守り、
安全な（安心出来る）場所で眠りにつく。
明日の事など考えていない。

例え病気を患ったとしても、
明日死ぬかもしれない
なんて思っていない。
敵に襲われないよう、ただジッと身を潜め回復を待っている。



先日赤にゃんが亡くなりました。
遺体がそこにあるのに、私に甘えてくるシロ母さん。

そう。
シロにとって、赤にゃんは既に過去になっていたのかもしれません。

動かない赤にゃん。
次第に冷たく、硬直していく赤にゃん。
その課程を見つめて、赤にゃんの死を理解していたのでしょう。

私が思い出してはぐすぐすしているのとは対照的に、
シロは今日も元気一杯でした。

シロは今日という一日を生きているのです。
過去に囚われず、
ただひたすら、生きているのです。

もしかしたら、明日死んでしまうかも・・・
なんて、これっぽっちも思っていない事でしょう。

明日の為に、
今日を生き残る為に生きている。



ただ・・・
シロのおっぱいには赤にゃんの痕跡が残っています。
膨らんでいるおっぱい。
赤にゃんが吸っていたおっぱいの周りはハゲチョビンです。
そんなお腹をさすってあげると、
気持ちよさそうに、されるがままになります。

そんなシロが愛おしい・・・♪

そしてやはり・・・
悲しい・・・。



だけど、私もシロのように
明日の為に今日を生きないといけません。
悲しんでばかりはいられません。

だって私には、私を待っているコ達がいますからね☆